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第52回全国七大学総合体育大会「開会式」挨拶(2013年7月6日)

 

大阪大学総長の平野俊夫でございます。

第52回全国七大学総合体育大会の開催に当たり、主管校の大阪大学からご挨拶申し上げます。

まず最初に、本大会を開催するに当たりまして、多大なご支援・ご協力を賜りました関係各位並びに関係諸団体の皆様に心からお礼申し上げます。また、一般社団法人学士会様からは本年度も多大なるご支援をいただいております。この場をお借りしまして、改めてお礼申し上げます。

さて、皆様ご存じのとおり、全国七大学総合体育大会は1962年に第1回大会が北海道で開催され、本年度で52回を迎えます。大阪大学としましては、1965年の第4回大会で初めて主管校を務めさせていただき、今年で8回目の主管校となります。

大阪大学の原点は、緒方洪庵が1838年に設立した適塾にあります。適塾からは福澤諭吉、大村益次郎、長与専斎、佐野常民など、今の日本の礎を築いた多くの人物が輩出されました。今年は適塾創設175周年という、大阪大学創立以来の長い歴史のなかで、本学が未来に飛躍する大きな節目の年です。この記念すべき年に皆様方を全国から大阪の地にお迎えすることができましたことを、大変うれしく思います。(適塾について

また、七大戦の52年という歳月の中で、我が国は、社会情勢のみならず、経済・文化・科学技術等、あらゆるモノや価値観が大きく変化いたしました。特に、昨今の未曾有の大震災やそれに続く原子力発電所の事故をはじめとする数々の災害や世界的な経済危機や政情不安等により、我が国のみならず、世界は激動の時を迎えています。

しかし、このような状況の中においても、未来を担う人材を創り出すという国立大学の使命と責任は微塵も変わりありません。大学は学問と教育の府であり、未来を創りだす源泉であります。大学は、皆さんが「未来」という無限の可能性を創り出す“泉”のようなものであり、皆さん一人ひとりが、不可能をも可能にする力、未来を実現する大きな可能性を持っているのです。

七大戦の始まりはスポーツの振興を通じ、国立大学の新たな伝統を築こうと立ち上がった学生有志の情熱であったと伺っております。先輩方は、ひたむきに自校の誇りをかけて己の技術を競い、試合が終われば勝敗に関係なく互いの健闘を称え合い、数々の友情を積み重ねてこられました。

スポーツにおいて素晴らしいプレーに出会うと、わたしたちは拍手を送ります。それは、選手が日頃の練習を通して磨き上げた技に感動するからです。

しかし、それだけではありません。見事なプレーに潜む“ひたむきな心”、そして、“不可能を可能にするパワー”、“夢を追い、その夢を現実のものとする弛まぬ努力”、そのことに我々は感激し、熱狂するのだと思います。達成感は困難な過程なくしてありえません。夢のようなことと断念するのではなく、ひたむきに努力すること自体、非常に尊いことだと思います。そして、このことは、スポーツだけでなく、学業、人生にも通じます。

昨年は、オリンピックでの日本人選手の活躍やノーベル賞の受賞など、日本人の底力を実感することができました。全ての参加学生が最後まで事故無く全力でプレーし、輝かしい青春の1ページを記され、競技に注いだ“ひたむきな心”を今後の学業や学問は勿論のこと、皆さんの人生に思う存分に発揮され、日本国内に留まらず、世界という舞台で活躍するリーダーへと成長されれば、私にとって、これほど幸せなことはありません。

ちょうど1年前、私は九州大会の開会式に参加させていただきました。一回りも二回りも成長されました皆さんに再会でき、懐かしい気持ちとともに、頼もしく、また、誇らしい気持ちでいっぱいです。

 

最後になりましたが、伝統ある七大戦が100周年に向かって、更にその先と栄光の未来を築かれることを祈念し、私からの挨拶といたします。

 

  平成25年7月6日     
大阪大学総長 平野 俊夫

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