年頭所感2012(2012年1月4日)
大学こそが未来の源泉
皆様、あけましておめでとうございます。
皆様の初夢はどのようなものでしたでしょうか。さぞ、いろいろと楽しく、明るい夢をご覧になられたことと思います。私が新年を迎えるにあたり心に描いた夢とは・・・
皆様の初夢はどのようなものでしたでしょうか。さぞ、いろいろと楽しく、明るい夢をご覧になられたことと思います。私が新年を迎えるにあたり心に描いた夢とは・・・
2031年5月1日、大阪大学は創立100周年を迎え、世界で十指に数えられる総合大学として輝いています。キャンパスには世界中から集まった学生、研究者や教職員が溢れ、日本語は勿論のこと様々な言語が飛び交い、「留学生」という言葉があったことも昔話のようになっています。物の本質を究める研究成果が国際学術雑誌に毎日のように掲載され、大阪大学は世界に冠たる研究大学として学界をリードするとともに、卒業生は教育研究機関をはじめ、グローバル企業や国際機関など世界各地の様々な分野で活躍しています。・・・このようなものでした。
昨年8月26日より、新しい執行部のメンバーと共に大阪大学の運営に努めてきました。ほぼ4ヶ月が経過したところで、新年を迎えることになりました。
振り返りますと、昨年は本学創立80周年という記念すべき年であったと同時に激動の1年でもありました。未曾有の東日本大震災と、それに引き続いて起こった原子力発電所の事故、ギリシャに端を発した経済危機や世界各地での政治の混乱、タイの大洪水など危機に明け暮れた1年でした。世界は激しく揺れ動き、政治や経済の混迷が続いています。日本においては国難ともいえる状況が続く中、新しい年を迎えました。今年は平穏で未来に期待が持てる年に是非ともなって欲しいと願うのは、私だけではなく皆様がそうではないかと思います。
大学を取り巻く環境も大変厳しいものがあります。大学の国際化や時代に即した大学運営のあり方など、大学改革が社会から強く求められています。虚子の句に、「去年今年貫く棒のごときもの」という句があります。大学は“学問と教育の府である”という基本は年が変わっても同じです。この基本に立ち、22世紀においても大阪大学が輝き続ける基盤を、大阪大学の構成員全員の英知と力を結集して築きあげていきたいと考えています。
我が国と人類の未来を切り拓くのは、物の本質を見極める学問であり、なにが物の本質であるかを見極める能力を有した人材であると思います。今こそ、大学にしかできない学問、大学だからこそできる教育に力を注いでいかなければなりません。大学こそが未来の源泉であり、未来を創り出す力そのものだと私は信じています。そして、私たちの大阪大学には、そうした力を自ら率先して磨き上げ、広く世界のために発揮していくという大きな社会的役割があります。
たとえ、目の前の問題を解決しようとするときにでも、常に未来を見据え、中長期的視野に立ち、答えを見つけていく必要があります。私の初夢のように大阪大学が世界で十指に数えられる総合大学になるためには、時には大胆に変革し、時には慎重に熟慮し、大学運営を行うとともに、教育研究の新しい成長戦略を立てていかねばなりません。そういう意味で今年を「新大阪大学」の始動元年にしたいと私は考えています。
今、「絆」という言葉が日本人の連帯感を生んでいます。大阪大学構成員の「絆」を強め、夢が現実のものになるよう皆様と一緒に、目の前の山を一つ一つ登りきることにより、我が国の発展は勿論のこと人類の平和と福祉に貢献したいと思います。
たとえ、目の前の問題を解決しようとするときにでも、常に未来を見据え、中長期的視野に立ち、答えを見つけていく必要があります。私の初夢のように大阪大学が世界で十指に数えられる総合大学になるためには、時には大胆に変革し、時には慎重に熟慮し、大学運営を行うとともに、教育研究の新しい成長戦略を立てていかねばなりません。そういう意味で今年を「新大阪大学」の始動元年にしたいと私は考えています。
今、「絆」という言葉が日本人の連帯感を生んでいます。大阪大学構成員の「絆」を強め、夢が現実のものになるよう皆様と一緒に、目の前の山を一つ一つ登りきることにより、我が国の発展は勿論のこと人類の平和と福祉に貢献したいと思います。
最後に、皆様方のご健康と御活躍をお祈りして、私の新年の挨拶とさせていただきます。







