事業タイトル「原点へ・未来へ」

 大阪大学では、創立80周年を迎えるにあたり、事業タイトル「原点へ・未来へ」を制定しました。

 “原点へ”は、本学の精神的な源流である適塾と懐徳堂がともにめざした科学的精神とそれにもとづく徹底して合理的な知を追求すること、あわせて深い徳と豊かな教養を磨くという希有な原点を今、あらためて思い起こすことを表し、“未来へ”は、「社会に開かれた学府」として「地域に生き世界に伸びる」というモットーのもと未来志向の産学連携、社学連携、地域の文化機関、国際的な文化機関として、大阪大学の役割を担い、「阪大ならでは」の特色ある活動と運営スタイルを築きあげてゆくということを表しています。

 

「原点へ・未来へ」

 

【原点へ】

  • 大阪大学は、昭和6年(1931年)に大阪帝国大学として創設され、江戸期に大坂の地に創設された適塾(1838年)を原点とし、さらに遡って大坂の五商人によって開設された懐徳堂(1724年)の精神を汲みつつ、学術と教育の機関として発展してきた。
  • 藩校ではない市民による市民のための二つの学問所を精神的な源流としており、そのことを大きな誇りとしている。科学的精神とそれにもとづく徹底して合理的な知を追究すること、あわせて深い徳と豊かな教養を磨くこと。
  • この二つをともにめざした適塾と懐徳堂の精神という希有な原点を、大阪大学はいまあらためて思い起こし、それを現代にふさわしく大きく飛躍させてゆかなければならない。
  • 大阪大学のもう一方の礎である大阪外国語大学は、大正10年(1921年)、大阪の実業家・林蝶子女史(1873-1945)が「大阪に国際人を育てる学校を」という理念のもとに、学校設置資金として、私財100万円を国家に寄付されたことに遡る。平成23年(2011年)は、大阪外国語大学の創立90周年の年でもある。大阪外国語大学の建学の精神のもと、大阪大学はさらなる国際化を図ってゆかなければならない。

 

【未来へ】

  • このように「社会に開かれた学府」としての大阪大学は、「地域に生き世界に伸びる」というモットーの意義を再認識し、グラウンドプランのもと、その使命を果たしてゆく。
  • 在阪企業との産学連携事業、21世紀懐徳堂はじめとする社学連携事業、さらには地域の文化機関、国際的な文化機関としての大学の役割を積極的に果たしていくために、阪大の創設の地である「中之島」への回帰を図る。そしてその再開発計画に積極的に関与してゆく。大阪大学のみならず、大阪というまちが魅力的でなければ、全国からほんとうに優秀な学生は集められない。
  • 世界トップレベル研究拠点プログラム、グローバル30プログラムを契機として、さらなるグローバル化を図り、世界最高レベルの研究拠点大学としての大阪大学の国際的なプレゼンスを高める。

創立80周年を迎え、原点を見据え、さらなる広がりをめざす大阪大学の未来を表現するセレモニー、記念講演、記念シンポジウム等を中之島を中心に開催する。

 

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